2007年11月8日木曜日

鬱病と風邪の類似点?

今日、会社でマインドヘルス講習なるものがあった。

主なテーマは鬱病。

ご存知?の通り、この国では毎年3万人が自ら命を落としている。

交通事故での死者が1万人で、これを交通戦争と呼ぶのだから、この数字は
恐るべきものだ。

また、以前は若年層の衝動的な自殺が多かったのに対し、近年中高年の自殺者
が急増しているというデータがある。

こうした憂うべき事態への対策のひとつとして、今回の講習が開催された。

バブル崩壊後、サラリ-マンの心労は増す一方。
SCR(企業の社会的責任)を唱える会社としても、従業員へのケアは必須
なのである。

その中で「鬱病とは風邪みたいなもので誰でも罹る可能性がある。」
という話があった。

特別なものではない、という意味の比喩として使われたのだが、もうひとつ、
「予防が大事」という意味に解釈したい。

数年前、かく言う僕も、今にして思えば鬱病だったんだな、と思う。

始発で出社して、終電には乗れず自腹でタクシー帰宅する毎日。

やってもやっても出口が見えず、そんな状態が1年程続いていた。

何故、僕は正々堂々と、こんなことやってられない、って言えなかったんだろう。

プライド?人間関係?強がり?そのどれの為であっても、いろんなものを犠牲
にして、命削って。

いったい何をしていたんだろう。

初めて受けた人間ドックで、胃に穴があいてそれが自然治癒した跡があるって
聞いて笑ってしまったもの。

命あってのものだねです。

今なら、絶対ぶっちゃけます。

そんなものに殺されたくはありません。

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