2007年12月1日土曜日

優秀って何だ?

会社に勤めて10年も経つと、もう立派な中堅社員なんだそうだ。

決算単位の長までは任されないが、その下のチームのまとめ役なんかは、自然とやらなきゃ許されない。

挙句、後輩の良き見本としても期待しているぞ、なんて言われて引くに引けず。

そんな訳で、今年もまた今年度の新入社員の指導責任者に。

日本経済が多少上向いてきたとはいえ、バブル期以前のような売り手市場は存在せず、このA君も何段階もの選抜を潜り抜けた優秀な人材。

何段階もの選抜。まずは最終学歴で書類選考され、その次に採用試験。

ふるいに残った者に一次、二次、最終面接が課される。

TOEIC750点以上なんて当たり前で、最終的に30人に内定を出した。

ここで、何の計算間違いか、意外な盲点か。

いわゆる人気の業種でもないのに、選抜しすぎて内定者の半分の15人のみが入社。

会社は新人教育にも気を使う始末。

やめられると困るもんね。

歓迎会の席でA君は「国内営業に魅力は感じませんが、ここでの経験をバネに、数年後は海外駐在に出て・・・」

ねぇ。君が魅力を感じない国内営業に僕なんか10年以上身を捧げているんですけど。

優秀ってなんだ?

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